仕事と人
Interview
社員の想い
必ずチャンスを与えられる
職場だから、それに応えられるだけの
スキルを磨いていきたい。
兼エクイティ市場営業部
2011年入社
現在の仕事
現在、デリバティブ市場のマーケティング業務に携わっています。マーケティングという名前のとおり、市場振興を目的とし、国内海外問わず幅広いお客様に、日本取引所グループが運営する市場に上場されている商品を取引していただけるよう、営業活動していくことが主な仕事です。また、営業活動以外にも、個人投資家を対象としたデリバティブのセミナーやイベントなども積極的に開催し、デリバティブ市場の普及に努めています。業務領域はこれだけではなく、海外ユーザーの動向調査や既存顧客のサポートも私の仕事です。最初は自分の専門であるマーケット関係のサポートを中心に行っていましたが、今はシステム関係の問い合わせなど、マーケット関係以外の内容についても全般的に対応しています。
なぜ、日本取引所グループへ入社しようと考えたのですか?
私は帰国子女で、6歳から大学を卒業するまでアメリカで過ごしました。大学で就職活動を始めた頃、大学で得た経済の知識を、故郷である日本で活かし、貢献していきたいという思いが強くなり、世界的にも主流となっている先物取引発祥の地として歴史のある大阪証券取引所(当時)に惹かれ、入社しました。
入社後、苦労したことはありますか?
私は文系出身で、また、システム部門に配属されたこともなかったので、最初は思うように答えることができず、くやしい思いもしました。そこでいろいろ勉強したり、IT部門の詳しい人に質問したりしながら知識を増やしていきました。そうした努力が周囲から認められ、徐々に任される仕事が拡大していきました。日本取引所グループにはさまざまな業務があり、自分が努力して世界を広げていけば、必ずチャンスが与えられます。
やはりITの知識は必要だと思いますか?
入社後は、文系出身であってもシステムに関する勉強は、ある程度しておいたほうがいいと思います。というのは、海外の取引所の事例を調べていくと、頻繁にシステム障害を引き起こすことによって信頼を失っているケースが結構多いからです。今やITと経済は二人三脚で進歩していくものですから、どちらの知識も欠かせないのではないでしょうか。
仕事をする上で大切にしていることはありますか?
私たちデリバティブ市場営業部は、お客様からいただいた要望を社内の関係部署に伝え、共に解決策を見つけ出すというミッションを担っています。取引所には、取引にあたってのルールなどを取り決め、投資家の皆様が安心して取引を行える公正であり信頼される市場を提供するという重大な使命がありますが、今必要とされているものは何か?常に変化を続ける市場を運営するにあたってどのようなルールが必要か?当然ながら我々だけでは答えはわかりません。そのため、皆様に安心して取引が行え、信頼される市場を作り上げていくためには、社内だけでなく、お客様や識者の方々とのコミュニケーションを通して多様な意見を吸収し、知識をどんどん蓄積していくことが必要であると考えています。
どんな社員になりたいと思っていますか?
市場は日々ものすごい速度で変化し続けているため、それに柔軟に対応していくことが、この仕事の基本です。そのためには、現象が目の前に現れる前に自分自身の感性で変化の予兆を掴むことが大切です。また、私の担当するデリバティブ市場においては、2014年3月に市場が統合されました。これまで以上に多くの商品を営業活動に取り込んでいかなければなりませんので、商品知識もより深めていかなければなりません。このような変化は今後も起きていくでしょうから、保守的にならず、常に新しいものを受け入れていける柔軟さを持ち合わせた社員になっていきたいと思っています。
今後の目標はありますか?
現在、日経225先物取引は、日本取引所グループが運営する大阪取引所のほか、シカゴ(CME)、シンガポールに上場し、取引されていますが、全体の取引高に占める日本のシェアは約6割にとどまっている状況です。このシェアをもっと高くし、投資家に最も選ばれる取引所を目指すべく、これからも顧客サポートの質の向上を目指していく必要があると考えています。市場シェアの高い取引所が今後のルールメイクを先導していきやすいですし、やはり1番になりたいですね。
Career Step
キャリアステップ
- 2011-1年目
- 市場管理部 取引管理室(旧取引管理グループ)に配属。
- 2013-3年目
- デリバティブ市場営業部兼エクイティ市場営業部に異動。デリバティブ市場のマーケティング業務を担当。