貯蓄から投資への実現に向けて
国民の金融リテラシー向上活動に取り組む
金融リテラシーサポート部
法学部卒
前職:銀行
2007年11月入社
MY WORK
現在の仕事
上場部、広報・IR部勤務を経て、現在は金融リテラシーサポート部で企画総務を担当しています。現在、日本の個人金融資産は2,000兆円に達していますがその過半が預貯金で、株式や投資信託などの“投資”に回されている資産は全体の15%弱しかありません。金融リテラシーサポート部ではそのような状況に対して、主に投資未経験者層を中心に資産形成の重要性を訴え、個人投資家の裾野を拡大するため、社会全体の金融リテラシー向上に取り組んでいます。対象は小学生から社会人まで。小中学生には社会の動きと株式の関係をゲームで体験してもらったり、大学生の講義には起業家を招いて投資と企業の関係を学んでもらったり、社会人にはライフプランと資産運用を考えるシンポジウムを開催したりと、様々な講義・研修プログラムやイベント・セミナーを企画・実践しています。私自身は活動全体をマネジメントする企画統括の立場ですが、企業従業員向け研修の講師を務めることもあります。
JPX CAREER INTERVIEW
CAREER PATH
キャリアパス
- 1999年4月
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新卒で都銀に入行。
融資管理業務、金融法人RM、アセットファイナンス営業などを担当。
- 2007年11月
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東京証券取引所に入社。
上場部で上場会社の情報開示管理業務、広報・IR部で報道対応業務に従事した後、現職。
転職を考えたきっかけと、
JPXに転職を決めた理由を教えてください。
文系出身の私は、自分自身でモノを生み出す技術的なスキルがないことから、資金調達の側面から企業活動を支援したいと考え、銀行に入りました。主に法人営業部門には携わりましたが、担当していた業務からはなかなか自分の手で企業の成長を支えているという実感が持てずにいました。そこで、銀行でのキャリアを活かしつつ、企業活動を支援する実感が得られる職場を探していたところ、エージェントから紹介されたのが東京証券取引所でした。当時はまだ取引所で働くという具体的なイメージが描けていませんでしたが、東証が直接金融のプラットフォームとして日本経済の根幹を支えている唯一無二の存在であることや、取引所が持つ公共性に魅力を感じたことから、直接金融の世界で企業活動を支えてみようと思い、転職を決意しました。
これまでのキャリアが活かせていると
思う点はどのようなところですか?
専門的なキャリアではないがゆえに、多角的な視点を持っていることでしょうか。JPXの新卒入社社員はいわばマーケットのプロフェッショナルです。一方で転職した私は、入社後も上場企業情報開示管理業務、広報・IR部の報道担当と、マーケット運営分野に専門的に関わってきたわけではありません。そのため、投資初心者の「わからない」感覚がわかります。マーケット関係者にとっては日常的に使う言葉でも、一般的には馴染みがあるわけではありません。例えば「リスク」という言葉。一般の方々がイメージするのは「リスク=危険性」ですが、講義のでは「金融商品におけるリスク=可能性の揺れ幅のこと」とのじっくり説明しています。金融業界で経験を積みながらも、専門的になりすぎていないことが、現在の業務では良い方向に働いていると感じます。
入社前後で、JPXに対する印象の変化はありましたか?
おそらく多くの方が感じていらっしゃるように、お役所的で、堅い業務が行われている職場を最初はイメージしていました。信頼性と透明性を求められる金融プラットフォームを運営する企業ですから、もちろん根本には誠実性があります。しかし、投資とは“期待”であり、時代と共に企業や投資家がJPXに期待することも変化します。実際のJPXは、常に変化への対応が求められ、挑戦する姿勢が欠かせない職場でした。魅力的なマーケットであり続けるためには進化が欠かせず、制度改正ひとつとっても多くの関係者との調整が必要で、柔軟性も求められます。そのような背景もあり、社内の風通しは非常に良く、職場では常に議論の場が提供され、誰もが意見を言いやすい風土が形成されています。
今後の目標・キャリアについて教えてください。
JPXの業務は一人だけで完結するものではないので、いつもチームワークを大切にしています。もちろん個々人の考えがあるので、全員が100%納得できる結果が得られるわけではありませんが、関わるメンバーの平均満足度を高くするためにも密なコミュニケーションを心掛けたいと考えています。今後のキャリアに関しては、信頼される金融プラットフォームの実現、魅力的なサービスの提供を通じて、企業や投資家に満足していただく努力を続けていきたい。おそらくどの部署であっても、業務としての切り口が異なるだけで、目指すべき本質は同じだと思います。経済のインフラを担う唯一無二の存在であるがゆえの公平性、中立性に対する信頼を得ながら仕事ができる。その分、質の高いサービスを提供して満足感を得てもらう努力を重ねる。これからも、そこにやりがいを感じながらキャリアを重ねていくつもりです。
ONE DAY SCHEDULE
ある1日のスケジュール
- 9:00
- 出社
-
<午前の主な業務>
メールチェック後、部内で業界内での協働に関する打ち合わせ。
業界関係者と講師派遣協働に関するミーティング。
<午後の主な業務>
企業向け研修を実施。講師としてプレゼンテーションを行う。
各種プログラム・コンテンツを総合案内するポータルサイトの企画会議。
- 18:00
- 退社
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