JPXのシステムは日本経済の基盤
使命感と責任感を抱いて安定稼働を実現する

ITサービス部

商学部 商学科卒
前職:システム開発会社
2022年9月入社

MY WORK

ITサービス部は、JPXのすべてのシステム運用を一手に引き受けています。私は現物株の売買システムを担当しており、システムが問題なく稼働していることの監視や、トラブル発生時の対応といった日常業務に加え、より良いシステム運用を継続するための改善業務も行っています。また、現在は現物売買システムarrowheadのリプレース開発に携わっており、運用の観点から設計に問題がないかの確認やテストの企画など、システムの稼働品質を高めるための各種対応を行っています。

JPX CAREER INTERVIEW

CAREER PATH

2016年4月
新卒でシステム開発会社に入社。

営業支援システムやAML(Anti-Money Laundering)関連システムの開発などに従事。

2022年9月
JPXに入社。

JPX総研ITサービス部に配属。主に現物株の売買システムの運用業務及び部署全体の業務改善の推進に従事。

転職を考えたきっかけと、
JPXに転職を決めた理由を教えてください。

私たちの世代は長い経済不況の時代に生まれ、育ってきました。その背景からか、学生時代から日本の経済を良くしたいという思いが強くあり、大学ではどうすれば日本経済が発展するのかを研究していました。そうしたなかで、今後日本の人口が減少する中でも労働生産性を向上することで経済を発展させられることがわかり、新卒では労働生産性向上の代名詞でもあるIT企業を軸に就職活動を行いました。就職したIT企業ではまさに労働生産性向上の一端を担うシステムの開発にも従事し、やりがいを感じていました。ただし、その一方で、ビジネスに主体的に関われないことに物足りなさを感じ、次第に転職を考えるようになりました。そうしたときに日本取引所グループがキャリア採用をしていることを知り、「日本経済の発展を中立的な立場から追求できること」「主体的にビジネスに関わるサービスを提供できること」の2点が、経済を良くしたいという私の仕事選びの軸にマッチしていたことから、転職を決意しました。

転職前と現在で、
JPXに抱く印象はどのように変わりましたか?

発注元である事業会社はシステムのコンセプトや仕様を決めて、システム開発そのものはITベンダーに委託するため、事業会社がシステムのアーキテクチャまで完全に把握していることはあまりないと考えていました。その点、JPXに入社して衝撃を受けたのは、システムで障害が発生した時に、社員の誰もが即座にシステムへの影響、業務への影響を判断して適切な対処をしているのを目の当たりにしたことです。それは個々の社員が業務知識とIT知識を併せ持ち、システムへの深い理解があってこそ可能だからで、日本のマーケットインフラを支えるために求められるレベルの高さを実感し、身が引き締まる思いでした。JPXでは全社員が責任感を持って業務を行っており、妥協することなく、より魅力的なマーケットを追求しています。社員一人ひとりがプロフェッショナルで、それを活かす企業風土がある、そんな会社だと私は思います。

どのようなところに仕事のやりがい、面白みを感じますか?

ITサービス部が運用するシステムは47に及びます。私たちはこれらJPXの各システムの安定稼働が、日本経済のインフラに直結していることを理解し、やりがいと責任感を持って日々の業務に取り組んでいます。例えばシステムにトラブルが発生した際には、運用として定められた対処の実施やIT開発部など関係部署と連携して対処を行いシステムトラブルの早期解決を図ります。
また、arrowhead 4.0へのシステム更改が控えており、私は運用受け入れを担当しています。運用の観点からシステムの設計書をチェックしたり、次期システムでの新たな取組みに対して最適な運用を検討したりといった対応です。例えばarrowhead 4.0の稼働に合わせて取引時間の延伸やレジリエンスの強化等の施策が実施されますが、これに伴いITサービス部での運用体制やルールをどうするかを検討し、それらが問題ないかを検証し運用へ落とし込みます。こうした運用受け入れの各業務も、日本市場の発展に寄与する重要でとてもやりがいがある仕事と感じています。

大阪取引所(OSE)への出張も多いそうですね?

JPXのシステムは日本経済の根幹を支えており、取引所システムの長期停止は経済へ大きな影響を与えます。そこでJPXでは万一の事態に備えて、OSEを広域災害に備えたBCP(緊急時事業継続計画)拠点とし、機能を強化しています。現在はarrowheadなどのシステムの監視運用を2週間ごとに東京、大阪で切替えて行っており、拠点間でシステム運行に差異はなく、万一の事態でも通常どおりの市場運営を実現できる体制を実現しています。そして、そうした体制の維持の一環として、拠点間での知識やスキルの共有を目的に、東阪で定期的に人材交流を図っています。具体的には、一方の拠点に常駐するITサービス部に加え、もう一方の拠点からも定期的にメンバーが出張して共同でシステム運用業務に当たっています。私も半年に一度程度の割合で大阪に出張し、およそ2週間にわたって大阪のメンバーと交流を深めています。普段東京で業務を実施している中でOSEでも業務を行うことで、両拠点にて日本経済全体を支えているとより一層実感し、刺激を受けています。

今後の目標・キャリアについて教えてください。

まずは現在の部署において安定的かつ継続的なシステムの稼働に貢献し、日本の金融・資本市場の基盤を支えていきたいと思っています。加えて、次期システムの運用受け入れを確実に遂行することで、日本市場の一層の発展に寄与し続けていくことが自身の直近の目標です。一方で、長期的な目標やキャリアはまだ決めきれていないところがあります。JPXでは魅力的なマーケットを提供し続けるために幅広い事業領域がありますから、どこで自身の専門性を高め、価値を提供していくかを模索しているところです。ただ、基本になるのはこれまでに築いてきたITスキルを活かすことです。ITスキルと“何か”をかけ算することで、自分の強みを発揮できる道を切り開いていきたいと思います。入社して驚いた点でもあったのですが、JPXでは他部署とのコミュニケーションの機会が多く、転職者の私でも他部署の情報をたくさん聞くことができます。その分やりたいことが増えて悩んでしまうところもあるのですが、一つ一つ自分の中に情報を蓄積していき、進む道を決めていきたいと思っています。

ONE DAY SCHEDULE

8:45
出社

<午前の主な業務>
朝会にてシステムの運行状況を確認。
メールや社内コミュニケーションツールの確認。
チーム内部定例に向けて各種資料の更新。
システム運用に関するドキュメントのレビュー。
<午後の主な業務>
システム運用に関するドキュメントのレビュー。
チーム内部定例。
システム運用改善の取り組みの推進。

16:45
退社

IT開発部 トレーディングシステム担当

経済学部 経済学科卒
前職:システム開発会社
2007年1月入社

IT開発部 清算システム担当

文学部 歴史文化学科卒
前職:システム開発会社
2008年10月入社

金融リテラシーサポート部

法学部卒
前職:銀行
2007年11月入社

OTCデリバティブ清算部

経済学部 経済学科卒
前職:公務員
2019年1月入社

グローバル戦略部(サステナビリティ推進部兼務)

東洋学部 日本語学科卒
前職:航空会社
2019年4月入社(ロンドン事務所は2014年6月から)

ITサービス部

教育学部 教養学科情報科学専攻卒
前職:クレジットカード会社
2008年1月入社

ITサービス部

商学部 商学科卒
前職:システム開発会社
2022年9月入社

市場管理部(取引管理室)

総合政策学部
総合政策学科
前職:銀行
2022年11月入社

経済学部
経済学科卒
前職:印刷会社
2022年11月入社