高度化するサイバー攻撃に対処し
セキュアな環境の維持構築に努める
ITサービス部
教育学部 教養学科情報科学専攻卒
前職:クレジットカード会社
2008年1月入社
MY WORK
現在の仕事
入社後にまずIT企画部門に配属され、7年間にわたりIT戦略、情報セキュリティ、BCP(事業継続計画)の分野の業務に従事しました。現在はITサービス部でネットワークシステムの運用業務及びサイバーセキュリティ関連業務に従事しています。JPXの脅威となる情報がダークウェブ等のネット上にないかの調査、JPXの公開サイト等にセキュリティホールがないかの診断、サイバー攻撃の状況を監視、システムにセキュリティ上の問題点があった場合の改善策の提言等により、サイバーセキュリティの確保に努めています。
JPX CAREER INTERVIEW
CAREER PATH
キャリアパス
- 1999年4月
-
新卒でITベンダーに入社。
金融系システムや電子マネー関連システムに従事。
- 2004年5月
-
官公庁に転職。
IT統括部門において、官公庁全体のシステムの再構築計画を策定。
- 2006年6月
-
クレジットカード会社に転職。
カード明細システムの再構築プロジェクトなどに参画。
- 2008年1月
-
東京証券取引所に入社。
IT企画部でIT戦略、情報セキュリティ、BCP(事業継続計画)の業務に従事。
転職を考えたきっかけと、
JPXに転職を決めた理由を教えてください。
就職活動で実施した業界研究で、まず証券業界に興味を抱きました。新卒で入社したITベンダーでは証券系の部門を希望しましたが、結果として配属先は金融系ではあるものの電子マネーやICキャッシュカードなど、当時では先進的な技術を扱う部署でした。その後、官公庁、クレジットカード会社に転職しましたが、一貫してIT&金融・決済分野の業務に従事してきました。ある時、東京証券取引所がキャリア人材を募集していることを知り、積年の願いであった証券分野にチャレンジしたいという思いが甦り、転職を決断しました。東証は日本のマーケットを支える証券ビジネスの基盤です。月並みな表現ですが、自身の仕事が業界へ与える影響が大きく、大局的な見方で仕事をする必要があります。責任感、使命感を抱いて仕事ができる点にやりがいを感じ、それが自身の成長にも繋がっていくと思いました。
これまでのキャリアが活かせていると
思う点はどのようなところですか?
ITベンダーでのシステム開発、官公庁でのシステム企画、クレジットカード会社でのユーザー企業目線でのシステム開発など、一貫してITを軸として金融・決済の業務に従事してきた経験は、JPX入社後も多くの場面で活用できていると感じます。例えば官公庁では政府のIT系のフレームワークや政府機関等の情報セキュリティ対策のための統一基準群に習熟することで、新たな基準のキャッチアップを容易にさせています。また、最初に配属されたIT企画部で開発プロセスの改善策を検討しましたが、ITベンダーやクレジット会社での業務経験が役立ちました。これまでのキャリアで積み重ねた知識や経験がJPXにとって刺激となり、新たな化学反応を起こすこともあります。どのような経験も決して無駄にはならないと身をもって実感しました。
入社前後で、JPXに対する印象の変化はありましたか?
公共性が高く、公的機関のイメージが強かったため、官公庁っぽい仕事の進め方をするものと想像していました。ところが実際に働いてみると、一般の大手企業のようなスピード感で仕事に取り組み、官公庁のように幹部説明に大量の資料を準備(法令を作る機関として必要な面はあると考えています。)するといったことはありません。一方でコンプライアンスは官公庁と同じくしっかり遵守する姿勢を持ち合わせており、利害関係者との会食の手続きなども、一般の事業会社よりかなり厳しく感じます。もちろん、市場の安定運営という業務の性質上、スタートアップ企業のような思い切りの良さがあるわけではありませんが、日々のチャレンジに前向きに取り組むバランスの取れた職場だと思います。
今後の目標・キャリアについて教えてください。
サイバー攻撃の手口の高度化とともに、新たな技術の発現で新たなセキュリティホールが生まれ、サイバーリスクは日々進化し多様化しています。それに対処するため、最新情報をキャッチアップし、サイバーセキュリティに関する知見を、チーム全体で高めることが足下の目標です。また私自身は、視点が目の前の仕事にフォーカスしがちで、日本経済や業界の発展を意識して仕事に繋げられていないと感じています。例えば、外部の委託先や関係者に対し、「情報の提供により、業界に良い影響を与えるか」を常に考え、機密情報に触れない範囲で情報を積極的に提供するといったこと等がまだまだ不十分だと感じています。JPXの運用するシステムは日本経済の根幹を支えるものです。常に大局的な視点を持ちながら、仕事ができるようになっていきたいと考えています。
ONE DAY SCHEDULE
ある1日のスケジュール
- 8:45
- 出社
-
<午前の主な業務>
通勤時間を利用してTwitterやウェブサイトで当日のニュース確認(セキュリティ関連含む)。朝会でシステムの運行状況を確認。
メール&コミュニケーションツールの確認(各種問い合わせ、資料レビュー対応)、資料作成。
<午後の主な業務>
オンライン会議。ネットワークの運行状況や開発状況の開発部門、顧客窓口部門との合同定例会議。
メール&コミュニケーションツールの確認。資料レビュー対応や資料作成。
- 16:45
- 退社
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