社員インタビューINTERVIEW

株式部 売買監理グループ プロフィール写真

株式部 売買監理グループ
2020年入社

限られた時間のなかでも成長を続け、
新人教育を通して
JPXの未来に貢献していく。

Profile

日本経済の中核で日本の証券取引をダイレクトに支える。そんな大きな社会的使命を持つ会社で何かに貢献できるのなら、人生を生きる活力になる。証券という知らない世界に飛び込む不安はあったが、やれるだけのことはやろうと思い面談に臨んだ。

株式部 売買監理グループ部 インタビューの様子

Q1.現在の仕事内容について教えてください。

私が所属している株式部売買監理グループは、不正な取引や異常な値動きがないか、証券取引をリアルタイムで監視しています。私自身は取引監視ではなく、部署のDXを推進しており、業務の「見える化」に取り組んでいます。証券取引に関する業務やシステムは複雑で分かりにくい部分が多いのですが、それをいかに分かりやすく図にまとめるかが自分の仕事です。言葉で説明すると複雑な業務概要も、フロー図にすると全体像がはっきりしますし、あまりに長いフロー図には、どこかに無駄な作業が潜んでいることがわかります。こうして作成したフロー図は、マニュアルや業務改善の検討などに役立てられます。
また、部署に配属される新人に向けた人材育成施策の企画・運営も私の担当で、毎年、数名の新人に対して1年かけての指導を行っています。4月からは日報・週報のチェックに始まり、仕事の計画の立て方、インシデント防止対策など、仕事を進める上で必要となる基本スキルや考え方などを教えるほか、10月には部署内のイベントとして新人が業務改善報告をするので、その資料作成やプレゼンの指導なども行います。もちろん、仕事の流れを図にまとめるテクニックも伝授しています。

株式部 売買監理グループ部 インタビューの様子

Q2.実際に働いてみて感じる仕事のやりがい、
大変さを教えてください。

私は大学卒業後に就職したIT系企業で、およそ20年間にわたり技術者教育や新人研修を担当していました。その経験や当時企画した施策などが、今になってJPXで役に立っていることは感慨深く、また嬉しくもあります。入社前は証券についてほとんど何も知らないことを少し不安に感じていましたが、今は自分の積み重ねてきたキャリアが十分に活かせていると感じます。
ただし、日々若い人たちと接していると、つい30代の頃の感覚で体を動かせるものと錯覚してしまい、結構体に“きて”しまいます。週末は体のあちこちが痛むことも。まあ、それも悪いことではありません。私は週3回、1回5時間の人工透析治療が必要なのですが、若者からは日々元気をもらっています。透析は生涯続ける必要がありますが、若者たちと一緒にいるおかげで病気のことは忘れていますね。時間的な制約はありますが、ほかの人とあまり変わらず、普通に働けていることは本当にありがたいです。

  • 人工透析について
    人工透析とは、腎臓機能が低下し血液中の老廃物などのろ過ができなくなった場合に、人工的な方法で血液から老廃物や余分な水分を排出するための治療です。事前に手首のあたりで動脈と静脈を繋いでバイパスを作りシャントを造設します。このシャントに2本の針を刺し血管から血液を体外に出して、出した血液をダイアライザーという筒状のろ過装置に通します。このダイアライザーの中で血液中にある老廃物や余分な水分を除去し、浄化された血液を体内に戻します。
株式部 売買監理グループ部 インタビューの様子

Q3.職場としてのJPXはどのような環境でしょうか。

まず人間関係では、年齢の近い上司がいてくれることが本当にありがたいです。いつでも仕事のことや体のことを話せますし、つねに適切な助言をいただいているので、仕事に迷いなく取り組むことができています。
通院以外で社会に出て人と接することは、学びが継続することだと思います。病気の制約はありますが、通院に終始していると精神的にもしんどいので、病気を抱えながらも働くことの大事さをいつも感じています。
また制度面ではフレックスタイム制度がとても役立っています。透析を受ける日は、朝6時45分に出社し、14時45分に退勤してクリニックに向かいます。少し早い退勤時間ですが、おかげで1回5時間、週15時間の透析時間を十分確保できています。1回5時間の透析は長いと思われるかもしれません。日本の標準的な透析時間は1回4時間、週12時間ですが、少しでも長い時間で透析を受けると、その分効率的に血液を浄化することができます。元気に働くためには必要な時間です。

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Q4.今後の抱負やキャリアビジョンを教えてください。

透析患者は日々限られた時間の中で生活しなければなりません。透析治療を受けるということは健康な人と違い、24時間をフルに使えないということを意味しています。だからこそ、日々自分にできることは何か? 若者に何を伝えたら良いか? と考えながら働いています。若者から教わること、気づきを得ることも多々あります。もし私が病気で仕事をあきらめてしまっていたら、こうした気づきは得られなかったでしょう。
JPXは優秀な人たちが多く、接するたびに刺激を受けます。まだまだ学びを継続しなくてはと思います。
キャリアビジョンについては、若者の成長を助けられる管理職をめざしていきたいと考えています。人材育成は1日で成るものではありません。少しずつでも新しい施策を考え、実行し、改善を重ねていく必要があります。そのためにも私自身が成長し続け、若者たちがJPXの大海で活躍できるよう、努力を重ねていきたいと考えています。

Message

JPXを志望する障がい者の方へメッセージをお願いします。

株式部 売買監理グループ部 メッセージ写真

JPXで働きはじめて4年になります。それまでにいくつかの職場を経験しましたが、JPXほど働きやすい職場はないと思います。休みは調整しやすいので、体調がすぐれない日や定期的な通院にも困ることはありません。選考では筆記試験がありますが、ひとつアドバイスを贈るなら、市販のSPI問題集は3回くらい繰り返し解くこと。解き方を覚えるくらい繰り返すのが良いと思います。
また面接では相手の懐に飛び込むくらいのアグレッシブさを!自分をガンガンアピールしつつ、体のことも働き方も相談してみてください。立ち止まらなければ道は開けます。

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